ドローンの農業利用の課題と可能性について

ドローンの農業利用の課題と可能性について

日本における農業の特徴

みなさんこんにちは。

今回はドローンの仕事活用シーンのひとつ、農業について解説します。

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ドローンの農業活用については以前その概要は説明しましたが、今回は日本の農業の現状に則してもっと掘り下げてみようと思います。

日本の農作物の種類

まず、日本における農作物は一体どのようなものが多く作られているのか説明します。

日本における農地の半分以上が「田」となっています。

つまり日本における農業は、米作り=稲作が中心なのです。

もちろん米の他にも様々な農作物が作られていますが、日本全体で見ると稲作の割合が半分以上を占めるという特徴があるのです。

日本人の主食は米ですので、考えてみれば自然なことのような気もします。

日本の農地の特徴

次に、日本の農地の特徴について説明します。

日本の国土はそもそも山地が7割、平地が3割という非常に険しい地形となっています。

したがって、田畑も急な斜面や狭い土地に工夫をして作られていることが多いです。

棚田や段々畑など、日本の特徴的な風景のひとつとして挙げられることもよくありますよね。

「フリー素材 棚田」の画像検索結果

このような険しい土地の中にある田畑では、大型の農耕器具を持ち込んで利用することが難しい場合も多くあります。

日本の就農人口

そして、日本の就農人口ですが、若者の農業離れや過疎化などが深刻な問題となっており、農業従事者の7割が65歳以上の高齢者であるという厳しい現実があります。

今後益々農家の高齢化は進行してゆき、一方で新たに農業を始める若者が少ないため、このままでは日本の農業は衰退の一途をたどってしまいます。

日本の農家が減ってゆけば、必然的に農作物は海外からの輸入に頼らざるを得なくなってしまいます。

自分の国の食べ物を他国に依存しなければならいとは忌々しき事態ですね。

自国の食べ物を自国でまかなうことができる割合のことを、食料自給率といいます。

日本は食料自給率の割合は、こちら農林水産省のホームページによりますと、なんと38%しかないのです

日本人の食料は、外国に握られてしまっていると言っても過言ではありません。



ドローンによるスマート農業の可能性

このように、農地が狭く険しいことや、農家の高齢化、そして食料自給率の低さなど、日本の農業は深刻な課題を抱えています。

このままでは日本の農業は衰退するばかりで、最終的には日本の食卓にあるものは全て外国からの輸入農産品となってしまいます。

外国に胃袋を握られるとはどういくことか、つまり戦争など起こった場合には全ての作物の輸出を止められてしまい、日本人は全員餓死してしまうなんてことも考えられるのです。

このような日本の農業の課題を解決する手段のひとつとして

ドローンを活用した「スマート農業」が注目されています。

農薬散布

まず、ドローンによる農薬の散布です。

農業は害虫との闘いでもあります。

ある程度の農薬散布無しには農作物の大量生産をすることができません。

これまでは、農家の人々がタンクをかついで自らの手で農薬を広大な田畑に散布してきました。

しかし、農家の高齢化や就農人口の減少により、農薬散布がままならずに廃業してしまう農家も増えているのが現状です。

そこで、ドローンが活躍できるのです!



林水産省傘下団体である農林水産航空協会の指定講習を受講し、所定の登録申請を行って許可を得られれば、ドローンに農薬を搭載して広大な田畑に農薬を散布することが可能なのです。

昔からある農薬散布ラジコンヘリコプターやラジコン飛行機より、ドローン(マルチコプター)の方が飛行が安定していて操縦も簡単なので高齢者でも安全に使うことができます。

「フリー素材 ドローン 農薬を散布」の画像検索結果

また、現在のところ、農薬散布ドローンは目に見える範囲の飛行で手動による操縦を行う必要がありますが、近い将来一定の条件のもとで目に見えない範囲を自律飛行させて農薬を散布することも認められるのではないかと思われます。
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肥料散布

農薬だけでなく、田畑への肥料の散布もまた高齢化と人手不足が深刻な日本の農家にとっては大きな障害となっています。

ここでもドローンを活用して、その課題を解決することが可能です。

農薬ではなく肥料をドローンに搭載し、広大な田畑に必要な箇所に必要なだけの肥料を撒くことが可能なのです。

しかもこちらは農薬とは違いますので、法令で定められた特別な講習を受ける必要は今のところありません。

また、ドローンの自律飛行も制限されていませんので、航空法や一般的なドローンの飛行を制限する法令に触れない限りは問題ありません。

肥料も膨大な量を消費しますので、必要な箇所に適量を散布したいところですよね。

ドローンによる肥料散布であればそれも可能なのです。

つまり、事前に作物の生育状況データを把握し、生育が悪い所だけ重点的に肥料を撒くといった微調整もすることができるのです。

その経済効果はとても大きく、農家の財政健全化に大きく貢献してくれます。

肥料代も結構なコストですからね。

「フリー素材 ドローン 肥料散布」の画像検索結果

生育調査

そして、上で述べた田畑の作物の生育状況のデータ取得もドローンで行うことができます。

マルチスペクトルカメラという特殊なカメラを搭載したドローンを飛行させ、田畑の地形や作物の生育状況をデータとして取得することが可能なのです。

これを、「リモートセンシング」といいます。

リモートセンシングは、マルチスペクトルカメラで、物体から放たれる光を分析して状況を把握するものです。

マルチスペクトルカメラでとらえる光は、目に見える可視光だけでなく、目に見えない電磁波を波長別にとらえることが出来ます。

これによって、水と作物、そして土壌を判別することができ、農地の情報をはっきりと把握することができるのです。

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このデータを事前にドローンにインプットし、このデータをもとに肥料を重点的に散布し、効率よく作物の生育を行うことができます。



これまでは、農家の方の長年の経験にたよって肥料散布を行ってきましたが、これからはドローンを活用して効率よく農作物を育てることが可能となるのです。

ドローンによる農業のお仕事には明るい未来が待っています

このように、ドローンによる農業、スマート農業には、日本の農家が抱える深刻な課題を解決できる可能性と、新たな仕事の機会を開拓するという二つの大きな可能性があるのです。

ドローンを活用することによって、日本の食料自給率も上がり、農家人口も増え、高齢者の農作業の負担も軽減するという、一石三鳥以上の効果が期待できます。

皆さんもぜひ、ドローンで農業をやってみませんか?

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